未来の急騰株を探す
株は材料だけでなく、業績がしっかり伸びているまたは、その土壌がある企業を買うことで、市場が評価に評価されるタイミングがあると考えています。その理想のストーリーは下記と考えてます。
✅ 理想の上昇ストーリー
- 機関投資家が見ていない(≒PER低め、アナリスト未カバー)
- 業績は伸びている(売上・利益ともに年10%以上)
- 時価総額が小さすぎず、将来の成長余地あり(例:300〜800億円くらい)
- 株価がじわじわ上昇(出来高は少なめ=需給が良い)
- 決算・IR資料がしっかりしていて、いずれ注目される土壌がある
- 流通株式が増え、日経・TOPIX・投信が組み入れ始める
- 株価は2倍、3倍へ……🚀
東証上場企業約4,000社の内、時価総額が100億円未満の企業は1,300社前後、つまり1/3にものぼります。東証改革が進んでいても、まだまだ時価総額が上がる余地はあると考えます。
毎週、ある指標に注目して、時価総額300億円~800億円の企業をリストアップし、未来の成長株をみつけていきます。
スクリーニング定義
今回は、 PBR で上位企業を確認してみます。
共通
- 東証上場企業(プライム、スタンダード、グロース)
- 時価総額:300億円~800億円
今回
- 前期純利益プラス
- PBRでソート
📈 スクリーニング上位
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市場: グロース
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時価総額: 587.88億円
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PBR(直近Q)(倍) : 33.42
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PER (来期): 84
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前期ROE: 37.29%
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自己資本比率: 55.08%
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ネイルサロンFC展開
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市場: グロース
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時価総額: 378.3億円
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PBR(直近Q)(倍) : 1.32
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PER (来期): ―
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前期ROE: -20.94%
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自己資本比率: 91.92%
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国内の創薬ベンチャーで最大級
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市場: グロース
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時価総額: 700.68億円
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PBR(直近Q)(倍) : 21.17
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PER (来期): 13.47
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前期ROE: 99.72%
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自己資本比率: 142.06%
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D2C
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市場: グロース
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時価総額: 400.52億円
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PBR(直近Q)(倍) : 18.91
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PER (来期): 65.67
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前期ROE: 23.64%
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自己資本比率: 52.19%
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塗装防水工事 工場、インフラ修繕
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市場: グロース
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時価総額: 514.33億円
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PBR(直近Q)(倍) : 17.81
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PER (来期): 52.46
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前期ROE: 27.97%
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自己資本比率: 64.68%
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セキュリティサービス、コンサル
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市場: グロース
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時価総額: 555.76億円
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PBR(直近Q)(倍) : 15.07
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PER (来期): 35.18
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前期ROE: 45.71%
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自己資本比率: 83.65%
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ID管理SaaS
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市場: グロース
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時価総額: 361.31億円
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PBR(直近Q)(倍) : 14.49
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PER (来期): 30.11
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前期ROE: 43.58%
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自己資本比率: 25.71%
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訪問看護DX支援SaaS
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市場: グロース
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時価総額: 496.36億円
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PBR(直近Q)(倍) : 14.23
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PER (来期): 27.43
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前期ROE: 46.13%
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自己資本比率: 88.01%
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セキュリティサービス、コンサル
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市場: グロース
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時価総額: 792.89億円
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PBR(直近Q)(倍) : 13.78
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PER (来期): 31.72
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前期ROE: 39.47%
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自己資本比率: 82.55%
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コンサル
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市場: スタンダード
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時価総額: 385.36億円
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PBR(直近Q)(倍) : 13.16
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PER (来期): 35.07
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前期ROE: 23.44%
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自己資本比率: 313.85%
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大戸屋飲食チェーン。海外出店。
ChatGPTによる共通項の分析
✅ 時価総額300~800億 × 高PBR企業の共通項を探る
◆ 1. セキュリティ・コンサル(FFRI、GセキュリティE、グロービング)
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特徴:無形資産(知識・人材)が価値の源泉。設備投資が少なく、利益率が高くなりやすい。
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市場評価理由:
- FFRIは防衛省案件含む国家需要。
- GセキュリティEは教育や人材育成も含めて堅実。
- グロービングはAIやSaaSとの組み合わせが「未来感」を演出。
⏩ 共通点:「人的資本 × SaaS的な収益モデル」が高評価されている。
◆ 2. ニッチSaaS(HENNGE、eWeLL)
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特徴:
- ストック型収益。
- 業界特化でスイッチングコストが高い。
- 継続率が高いリカーリングモデル。
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市場評価理由:
- HENNGEはID管理という企業インフラど真ん中。
- eWeLLは訪問看護特化というニッチすぎるブルーオーシャン。
⏩ 共通点:「ニッチ市場での強固なポジショニング × ストック売上」。
◆ 3. コンヴァノ(ネイルサロンFC)
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疑問視される点:
- 参入障壁が低い(個人でも始められる)。
- 高ROE・PSRに反して、本質的な競争優位が見えにくい。
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可能性としての評価理由:
- 「スケール×ブランド」で業界標準を取れる可能性。
- 再現性の高いオペレーションと多店舗展開モデルに投資家が期待?
🔍 推測される評価ロジック:
- ネイルは定期サービス+FC化により「擬似SaaS構造」とも解釈可能(定額制や定期来店によるストック型収益)。
- 美容医療など新規分野への展開もあり、「事業領域の拡張期待」。
◆ 4. トヨコー(建設系×独自技術)
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疑問視される点:
- 見た目は労働集約型、低PER業種。
- 高PBRとはミスマッチに見える。
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市場評価理由:
- 「SOSÉI工法」など独自技術を保有し、特許性・専門性が高い。
- 海外展開を見据えた「IP(知的財産)」ビジネスへの変貌期待。
⏩ コンヴァノと同じく、「意外性 × 専門化戦略」が買われている可能性あり。
◆ 5. 大戸屋(外食)
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意外性を感じる一方で、他の外食チェーンもPBRが高い点を鋭く指摘されています。
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市場評価理由:
- 標準化された海外展開モデル。
- 設備不要の軽ビジネスではなく、店舗運営含めた「総合力・オペレーション力」の再評価。
- 近年の「中食回帰・健康志向」にマッチしたビジネス。
⏩ PBRが高い外食=“チェーン展開可能 × 海外に通用するUX設計 × 健康・安全”というブランド価値の結晶
🧩 総括:共通項は「ストーリー性 × 無形資産 × スケーラビリティ」
- 表面的にはバラバラに見えても、評価されているのは以下のようなポイントです:
評価される特徴 | 例 |
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ストック型 or リカーリング収益 | HENNGE、eWeLL、FFRI |
人材・知的財産など無形資産 | FFRI、グロービング、GセキュリティE |
海外展開・スケーラビリティ | 大戸屋、トヨコー(潜在) |
ストーリー性のある成長余地 | コンヴァノ、新規事業含む |