2025年10月26日(日)
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造船能力増強で日米覚書…トランプ大統領の来日に合わせ調整、世界トップの中国に対抗 日経
日米両政府は、トランプ米大統領の27日からの来日に合わせ、造船に関する協力覚書を結ぶ方向で調整に入った。両国で作業部会を設置し、造船能力の増強を図る。安全保障上、重要な海上輸送力を高め、船舶の建造量で世界トップの中国に対抗する狙いがある。
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名大発新興、培養細胞をAIが目利き 製造費3割減で再生医療支える 日経
名古屋大学発スタートアップのQuastella(クオステラ、名古屋市)は、再生医療に必要な細胞の培養を人工知能(AI)で効率化する技術に強みを持つ。
AIが細胞の画像を分析して品質を判断。人手に頼る「目利き」業務を減らし、製造コストを3割抑える。海外展開にも乗り出し、世界のバイオ企業にシステムを売り込む。
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丸紅、豪州で賃貸マンション参入 住宅不足で日本勢の進出活発に 日経
丸紅はオーストラリアで賃貸不動産の開発に参入する。2027年の完成を目指し、現地の不動産会社などとメルボルンで同国最大級のタワーマンションを建設。
都市部で開発案件を増やして30年代に豪州の運用資産残高を3000億円に増やす。豪州は移民の増加で住宅不足が深刻になっており、日本企業の不動産開発が活発になってきた。
2025年10月27日(月)
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デンソー九州、自社開発AI相次ぎ投入 機械の異常など自動検知 日経
自動車部品を手掛けるデンソー九州(北九州市)が、部品の検査などを自動化する人工知能(AI)を自社開発し、工場での活用を進めている。
今年に入って2つのAIを検査ラインに投入した。機械の異常を自動検知するAIも新たに開発し、年内にもラインに導入する見通しだ。
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「創味のつゆ」の創味食品、4割増産へ埼玉に新工場 100億円投資 日経
調味料メーカーの創味食品(京都市)は埼玉県羽生市に27年ぶりとなる新工場を設ける。2026年2月にも操業し、生産能力(金額ベース)は現状より4割増える。
投資額は100億円強で同社として過去最大となる。インバウンド(訪日客)の増加などを追い風に拡大が続くつゆや中華調味料の需要に応える。
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エーザイ、マラリアの新薬を米国で治験 薬剤耐性に対応 日経
エーザイは既存の薬が効かない薬剤耐性を持つマラリア向け治療薬の臨床試験(治験)を米国で始めた。
安全性を確認するなど開発段階が進めば、アフリカなど流行地域で治験を実施する。抗マラリア薬は抗菌薬などと同様に薬剤耐性が課題となっている。既存薬とは異なる作用の仕組みで感染症に対応する
2025年10月28日(火)
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商船三井、LNG船隊150隻へ 北米発にらみ首位固め 日経
トランプ米政権の通商政策が世界の海運網を揺さぶっている。中国との貿易摩擦を受け、アラスカ産の液化天然ガス(LNG)の購入増を各国に迫り、外国製の自動車輸送船の入港料徴収も始めた。
米主導のルール変更への対応が求められるなか、LNG船保有数で世界首位の商船三井は、船隊規模を150隻に引き上げて世界の需要を取り込む。
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半導体大国、韓国VS台湾 株最高値の裏に変わるライバル関係 日経
韓国と台湾の主要株価指数は27日、そろって最高値を更新した。韓国総合株価指数(KOSPI)は4000と心理的な節目を初めて超え、台湾加権指数も大幅に上げた。けん引役は言うまでもなく人工知能(AI)向け半導体だ。
中でも韓国勢が手掛ける「HBM(広帯域メモリー)」の需要拡大が注目を集める。直近の株価水準をみると韓国勢が台湾勢よりも優勢。
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博報堂系、AI広告生成の専門チーム新設 30年に売上高100億円 日経
博報堂傘下でCM制作などを手掛ける博報堂プロダクツ(東京・江東)は人工知能(AI)を使った広告制作の専門チームを立ち上げる。最大100人の専門人材がAIツールを駆使し、完成度の高い広告向け動画や画像を生成する。2030年に100億円の売り上げを目指す。
2025年10月29日(水)
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米政府と米ウエスチングハウス、約12兆円で原発を全米に新設 日経
米原子力発電大手ウエスチングハウス(WH)は28日、米政府とWHの株主企業2社で戦略提携を結んだと発表した。WHの技術を使い全米で800億ドル(約12兆円)分の新たな原子力発電所を建設する。日米両政府が発表した投資枠組みを使うとみられる。人工知能(AI)による電力需要増に対応する狙い。
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NVIDIA、ノキアに1500億円出資 潤沢な資金で通信など新市場を開拓 日経
米半導体大手エヌビディアは28日、フィンランドの通信機器大手ノキアに10億ドル(約1500億円)を出資すると発表した。次世代通信規格「6G」向けの技術を共同開発し、人工知能(AI)向けに応用する。AI半導体で稼いだ潤沢な資金を次の技術開発に投じ、新たな市場開拓を狙う。
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浜松ホトニクス、核融合レーザー開発に厚み 米研究所主導のWG参画 日経
核融合発電をにらんだ浜松ホトニクスの技術開発に厚みが増してきた。燃料に照射するレーザー装置の長時間稼働や大出力化に成功し、装置の技術要件や実現可能性を議論する国際ワーキンググループ(WG)への参画も決まった。発電所の商業運転に向けたハードルは高いが、浜ホトの長期的な成長を左右する注目領域になりつつある。
2025年10月30日(木)
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アルファベット、7〜9月3割増益 四半期売上高初の1000億ドル超 日経
米グーグル持ち株会社の米アルファベットが29日発表した2025年7〜9月期決算は、売上高が前年同期と比べ16%増の1023億4600万ドル(約15兆6500億円)、純利益が33%増の349億7900万ドルだった。人工知能(AI)効果でクラウド事業やネット広告が堅調で、四半期売上高が初めて1000億ドルを突破した。
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Microsoftの7〜9月最高益 クラウド4割増収、リストラ効果も寄与 日経
米マイクロソフトが29日発表した2025年7〜9月期決算は売上高が前年同期比18%増の776億7300万ドル(約11兆9000億円)、純利益が12%増の277億4700万ドルだった。人工知能(AI)向けのクラウドサービスが4割の増収となり、大規模なリストラ効果も寄与した。3四半期連続で最高益を更新した。
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エヌビディア時価総額、史上初の5兆ドル突破-AIブーム追い風 日経
米半導体大手エヌビディアが29日、世界で初めて時価総額5兆ドル(約760兆円)を突破した。約4カ月前に4兆ドルを超えたばかりだった。ノキアやサムスン電子、現代自動車グループなどと、次々に供給合意を結んでいる。
2025年10月31日(金)
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東海東京FHの純利益は3.5倍、一転増益相次ぐ-準大手・中堅証券決算 日経
主な準大手・中堅証券9社の2025年7ー9月期(第2四半期)の決算が31日、出そろった。日米の株式相場の上昇を背景に、8社の純利益が前年同期比で増益となった。減益が相次いだ4-6月期から一転した。同日発表した東海東京フィナンシャル・ホールディングス(FH)の純利益は前年同期比3.5倍の61億円だった。
株式委託手数料が増えたほか、投信信託の預かり資産残高の増加に伴う収益も伸びた。政策保有株式の売却益計上も寄与した。
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アップル、年末商戦に強気見通し-新型iPhoneがけん引へ 日経
米アップルは30日、スマートフォン「iPhone」の新モデル投入で年末商戦に大幅な販売増を見込んでいることを明らかにした。消費者の支持が依然として強いことを投資家に印象づけた格好だ。
ケバン・パレク最高財務責任者(CFO)はアナリストとの電話会見で、10-12月(第1四半期)の売上高が10-12%増加するとの見通しを示した。アナリスト予想平均では約6%増と見込まれていた
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Amazon38%増益 7〜9月、クラウド2割増収で最高益 日経
米アマゾン・ドット・コムが30日発表した2025年7〜9月期決算は、売上高が前年同期比13%増の1801億6900万ドル(約27兆7500億円)、純利益が38%増の211億8700万ドルだった。
生成AI(人工知能)向けの需要が伸び、クラウド事業が2割の増収と好調だった。3四半期ぶりに最高益を更新した。
2025年11月01日(土)
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メタ、4.6兆円起債に応募19兆円 高利回りに殺到するAIマネー 日経
米メタが10月30日に発行した計300億ドル(約4兆6000億円)の社債に、募集の4倍強の1250億ドルもの買い注文があったことがわかった。人工知能(AI)インフラへの巨額投資の回収手段が明確ではないメタの資金調達にも応募が殺到し、高利回りを求める緩和マネーがAIに集まった。
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アルプスアルパインの26年3月期、純利益上振れ スマホ部品好調で 日経
アルプスアルパインは31日、2026年3月期の連結純利益が前期比55%減の170億円になる見通しだと発表した。従来予想から115億円上方修正した。スマートフォンやゲーム機向け部品の足元までの販売が会社計画を上回った影響を織り込んだ。想定為替レートを円安方向に見直したほか、米関税影響も従来予想より限定的になると見込んだ。
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ファナックが一転最終増益、26年3月期7%増 ロボット受注が米で好調 日経
ファナックは31日、2026年3月期の連結純利益が前期比7%増の1573億円になる見通しだと発表した。従来の減益予想(3%減の1430億円)を上回り、一転増益になる。ロボット部門を中心に想定より需要が伸びる。事前の市場予想平均(1551億円、QUICKコンセンサス)も上回った。
なぜ、良いニュースをメモするか?(個人メモ)
「発想や企画というと、白紙の状態からウンウン唸るような感じがするが」
「自分が面白いと思ったことを思い出す、あるいは『記憶』に引っかかっていたことを拾い上げるという行為」
引用元:企画脳(秋元康)